(PECL eio >= 0.0.1dev)
eio_mknod — 特殊ファイルあるいは一般ファイルを作る
$path
,$mode
,$dev
,$pri
= EIO_PRI_DEFAULT,$callback
= NULL,$data
= NULLeio_mknod() は、一般ファイルや特殊ファイル (こちらのほうが頻繁にあります) を作ります。
この関数は、 現在のところ詳細な情報はありません。引数のリストのみが 記述されています。
path
新しいノード (ファイル) へのパス。
mode
利用するパーミッションと作成するノードの型を指定します。
以下のファイルタイプ定数のひとつと、新しいノードのパーミッション (0640 など)
をビット OR で組み合わせたものとなります。
ファイルタイプ定数: EIO_S_IFREG
(通常ファイル)、
EIO_S_IFCHR
(キャラクタファイル)、
EIO_S_IFBLK
(ブロック特殊ファイル)、
EIO_S_IFIFO
(FIFO - 名前付きパイプ) および
EIO_S_IFSOCK
(UNIX ドメインソケット)。
パーミッションの指定には EIO_S_I* 定数も使えます。
dev
ファイルタイプが EIO_S_IFCHR
あるいは
EIO_S_IFBLK
の場合に、
新しく作るデバイスファイルのメジャー番号とマイナー番号を指定します。
それ以外の場合は無視されます。詳細は mknod(2)
の man ページを参照ください。
pri
リクエストの優先順位。EIO_PRI_DEFAULT
、EIO_PRI_MIN
、EIO_PRI_MAX
あるいは null
を指定します。
null
を渡した場合、pri
は内部的に
EIO_PRI_DEFAULT
となります。
callback
callback
関数が、リクエスト終了時にコールされます。
この関数のプロトタイプは、
void callback(mixed $data, int $result[, resource $req]);
data
は、リクエストに渡すカスタムデータです。
result
にはリクエスト固有の結果が格納されます。基本的には、対応するシステムコールが返すそのままの値となります。
req
はオプションで指定するリクエストリソースです。 eio_get_last_error() のような関数で使えます。
data
callback
に渡す任意の引数。
eio_mknod()
は、成功した場合にリクエストリソースを返します。失敗した場合に false
を返します
例1 eio_mknod() の例
<?php
// FIFO 名前付きパイプ
$temp_filename = "/tmp/eio-temp-fifo";
/* eio_mknod() が終わったら呼ばれます */
function my_mknod_callback($data, $result) {
$s = stat($data);
var_dump($s);
if ($result == 0) {
echo "eio_mknod_ok";
}
@unlink($data);
}
eio_mknod($temp_filename, EIO_S_IFIFO, 0,
EIO_PRI_DEFAULT, "my_mknod_callback", $temp_filename);
eio_event_loop();
?>
上の例の出力は、 たとえば以下のようになります。
array(26) { [0]=> int(17) [1]=> int(2337608) [2]=> int(4096) [3]=> int(1) [4]=> int(1000) [5]=> int(100) [6]=> int(0) [7]=> int(0) [8]=> int(1318241261) [9]=> int(1318241261) [10]=> int(1318241261) [11]=> int(4096) [12]=> int(0) ["dev"]=> int(17) ["ino"]=> int(2337608) ["mode"]=> int(4096) ["nlink"]=> int(1) ["uid"]=> int(1000) ["gid"]=> int(100) ["rdev"]=> int(0) ["size"]=> int(0) ["atime"]=> int(1318241261) ["mtime"]=> int(1318241261) ["ctime"]=> int(1318241261) ["blksize"]=> int(4096) ["blocks"]=> int(0) } eio_mknod_ok