(PHP 4, PHP 5, PHP 7, PHP 8)
imap_fetch_overview — 指定したメッセージのヘッダ情報の概要を読む
この関数は、指定された sequence
のメールヘッダを取得してその内容の概要を返します。
imapIMAP\Connection クラスのインスタンス。
sequence
メッセージのシーケンスを指定します。
X,Y 形式で列挙したり、
X:Y 形式でその範囲内のすべてのメッセージを取得したりできます。
flags
sequence
には、メッセージのインデックスか、もし flags に
FT_UID が含まれている場合は UID が含まれます。
オブジェクトの配列を返します。各要素が、 それぞれひとつのメッセージのヘッダを表します。 オブジェクトで定義されるのは、存在するプロパティのみです。 以下のプロパティがあります。
subject - メッセージの題名(subject)
from - 送信者
to - 受信者
date - 送信日
message_id - Message-ID
references - このメッセージ ID への参照です
in_reply_to - このメッセージ ID への返信です
size - サイズ(バイト数)
uid - メールボックスにおけるこのメッセージの UID
msgno - メールボックスにおけるこのメッセージのシーケンス番号
recent - このメッセージには recent フラグが立てられています
flagged - フラグが立てられています
answered - 返信済みフラグが立てられています
deleted - 削除フラグが立てられています
seen - 既読フラグが立てられています
draft - 草稿フラグが立てられています
udate - 受信日時の UNIX タイムスタンプ
false を返します。
| バージョン | 説明 |
|---|---|
| 8.1.0 |
引数 imap は、IMAP\Connection
クラスのインスタンスを期待するようになりました。
これより前のバージョンでは、有効な imap resource が期待されていました。
|
例1 imap_fetch_overview() の例
<?php
$mbox = imap_open("{imap.example.org:143}INBOX", "username", "password")
or die("接続できません: " . imap_last_error());
$MC = imap_check($mbox);
// INBOX のすべてのメッセージの概要を取得します
$result = imap_fetch_overview($mbox,"1:{$MC->Nmsgs}",0);
foreach ($result as $overview) {
echo "#{$overview->msgno} ({$overview->date}) - From: {$overview->from}
{$overview->subject}\n";
}
imap_close($mbox);
?>