PHP Conference Nagoya 2025

xml_set_start_namespace_decl_handler

(PHP 4 >= 4.0.5, PHP 5, PHP 7, PHP 8)

xml_set_start_namespace_decl_handler 名前空間開始ハンドラを設定する

説明

xml_set_start_namespace_decl_handler(XMLParser $parser, callable $handler): true

名前空間を宣言したところでコールされるハンドラを設定します。 名前空間の宣言は、開始タグの中で行います。 しかし、名前空間宣言の開始ハンドラがコールされるのは、 その開始タグのハンドラがコールされるより前になります。

パラメータ

parser

XMLパーサ

handler

null が渡されると、ハンドラはデフォルトの状態にリセットされます。

警告

空文字列を渡すことでもハンドラはリセットされますが、これは PHP 8.4.0 以降非推奨となっています。

handlercallable の場合、その callable がハンドラとして設定されます。

handler が文字列の場合、xml_set_object() で設定されたオブジェクトのメソッド名になります。

警告

PHP 8.4.0 以降、非推奨となっています。

警告

PHP 8.4.0 以降では、実際に呼び出されるときではなく、ハンドラを設定する際に callable であるかがチェックされます。 従って、コールバックとしてメソッド文字列を指定する場合、それより前に、 xml_set_object() を呼び出しておく必要があります。 しかし、この動作も PHP 8.4.0 以降非推奨となっているため、メソッドには適切な callable を使用することが推奨されます。

handler のシグネチャは、以下でなければいけません:

handler(XMLParser $parser, string|false $prefix, string $uri): void
parser
ハンドラをコールするXMLパーサ
prefix
XML オブジェクト内の名前空間を参照する際に使う文字列。 存在しない場合は false になります。
uri
名前空間の URI。

戻り値

常に true を返します。

変更履歴

バージョン 説明
8.4.0 callablestringhandler に渡すことは、現在非推奨となっています。 メソッドには適切な callable を使用するか、ハンドラをリセットする場合は null を使用してください。
8.4.0 handlercallable として有効であるかどうかは、 呼び出し時ではなく、ハンドラーを設定する際にチェックされるようになりました。
8.0.0 引数 parser は、 XMLParser インスタンスを期待するようになりました。 これより前のバージョンでは、有効な xml resource が期待されていました。

参考

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