使われる場所によって値が変化する定数（マジック定数）が 9 つあります。
例えば、__LINE__はスクリプト上において
使われる行によって値が変化します。
これらの
"マジック"定数は、実行時に解決される通常の定数とは異なり、コンパイル時に解決されます。
これらの特別な定数は大文字小文字を区別しません。
内容は以下のとおりです:
| 名前 | 説明 |
|---|---|
__LINE__ |
ファイル上の現在の行番号。 |
__FILE__ |
ファイルのフルパスとファイル名 (シンボリックリンクを解決した後のもの)。 インクルードされるファイルの中で使用された場合、インクルードされるファイルの名前が返されます。 |
__DIR__ |
そのファイルの存在するディレクトリ。include の中で使用すると、
インクルードされるファイルの存在するディレクトリを返します。
つまり、これは dirname(__FILE__) と同じ意味です。
ルートディレクトリである場合を除き、ディレクトリ名の末尾にスラッシュはつきません。
|
__FUNCTION__ |
関数名。無名関数の場合は、{closure}
|
__CLASS__ |
クラス名。
クラス名には、そのクラスが宣言されている名前空間も含みます
(例 Foo\Bar)。
トレイトのメソッド内で __CLASS__ を使うと、
そのトレイトを use しているクラスの名前を返します。
|
__TRAIT__ |
トレイト名。
トレイト名には、宣言された名前空間も含みます
(例 Foo\Bar)。
|
__METHOD__ |
クラスのメソッド名。 |
__NAMESPACE__ |
現在の名前空間の名前。 |
ClassName::class |
完全に修飾されたクラス名。 |
<?php
namespace My\App {
class Api {
public static fetch() {
print __FUNCTION__ . "\n"; // outputs fetch
print __METHOD__ . "\n"; // outputs My\App\Api::fetch
}
}
Api::fetch();
}
namespace {
My\App\Api::fetch();
}
?>
__METHOD__ outputs a fully qualified method name; __FUNCTION__ when used in a method, outputs just the method name.Note that __CLASS__ and __METHOD__ both reference the class the code is written in, not whatever the object class is. E.g. if you have an object of class B inheriting from class A, any usage of __CLASS__ in class A is going to give "A".If PHP is run inside a web server request there is an important difference between the __DIR__ constant and $_SERVER['DOCUMENT_ROOT'].
Where __DIR__ of a PHP script contained within a sub-folder will include the complete server path $_SERVER['DOCUMENT_ROOT'] will contain a server path up to the _root_ of the application. This can be helpful when for instance an auto-loader is defined in an include file sitting inside a sub-folder and where the classes are located in another folder at the root of the application.