PHP Conference Nagoya 2025

PharData::copy

(PHP 5 >= 5.3.0, PHP 7, PHP 8, PECL phar >= 2.0.0)

PharData::copyphar アーカイブ内のファイルを、phar 内で別の新しいファイルとしてコピーする

説明

public PharData::copy(string $from, string $to): bool

phar アーカイブ内のファイルを、そのアーカイブ内で別の新しいファイルとしてコピーします。 これは、phar ストリームラッパーでの copy() と同等の操作をオブジェクト指向で行うものです。

パラメータ

from

to

戻り値

成功した場合に true を返します。しかし、より安全を期すなら try/catch ブロック内で使用して例外がスローされないことを確認するといいでしょう。

エラー / 例外

コピー元のファイルが存在しない、コピー先のファイルが既に存在する、 書き込みアクセスが無効になっている、どちらかのファイルのオープンに失敗した、 あるいはコピー元のファイルの読み込みに失敗した場合に UnexpectedValueException をスローします。 変更内容の phar への書き込みに失敗した場合は PharException をスローします。

例1 PharData::copy() の例

この例は、PharData::copy() の使用法のほかに それと同等の操作をストリームラッパーで行う方法を示すものです。 これらの方式の最大の違いはエラー処理です。 PharData のすべてのメソッドは例外をスローしますが、ストリームラッパーの場合は trigger_error() を使用します。

<?php
try {
$phar = new PharData('myphar.tar');
$phar['a'] = 'hi';
$phar->copy('a', 'b');
echo
$phar['b']; // 出力は "phar://myphar.tar/b"
} catch (Exception $e) {
// エラー処理
}

// 上のコードと同等の処理をストリームラッパーで行う例。
// エラー時には例外ではなく E_WARNINGS が発生します
copy('phar://myphar.tar/a', 'phar//myphar.tar/c');
echo
file_get_contents('phar://myphar.tar/c'); // 出力は "hi"
?>

add a note

User Contributed Notes

There are no user contributed notes for this page.
To Top