(PHP 5, PHP 7, PHP 8)
variant_cmp — 2 つの variant を比較する
$left
,$right
,$locale_id
= LOCALE_SYSTEM_DEFAULT
,$flags
= 0
left
と right
を比較します。
この関数はスカラー値のみを比較します。配列や variant レコードは比較しません。
left
左オペランド。
right
右オペランド。
locale_id
文字列の比較に使用する有効なロケール識別子です (これは文字列の比較に影響します)。
flags
flags
は、以下のひとつあるいは複数の値を
OR で組み合わせたもので、文字列の比較に影響します。
値 | 意味 |
---|---|
NORM_IGNORECASE |
大文字小文字を区別せずに比較する |
NORM_IGNORENONSPACE |
非スペーシング文字を無視する |
NORM_IGNORESYMBOLS |
記号を無視する |
NORM_IGNOREWIDTH |
全角半角を区別しない |
NORM_IGNOREKANATYPE |
ひらがなカタカナを区別しない |
NORM_IGNOREKASHIDA |
アラビア語の kashida 文字を無視する |
注意:
variant に関するすべての計算用関数と同様、この関数のパラメータには PHP のネイティブ型 (整数、文字列、浮動小数点数、boolean あるいは
null
) あるいは COM、VARIANT、DOTNET クラスのインスタンスが使用できます。 PHP のネイティブ型は、variant クラスのコンストラクタと同じ方法で variant に変換されます。 COM オブジェクトおよび DOTNET オブジェクトはデフォルトプロパティの値を持っており、 これを variant の値として使用します。variant に関する計算関数は、COM ライブラリの同名の関数のラッパーです。 これらの関数についての詳細な情報は、MSDN ライブラリでご確認ください。 PHP での関数名は微妙に異なります。たとえば、PHP での関数 variant_add() に対応する関数は、MSDN のドキュメントでは
VarAdd()
となります。
以下のいずれかを返します。
値 | 意味 |
---|---|
VARCMP_LT |
left は
right より小さい
|
VARCMP_EQ |
left は
right と等しい
|
VARCMP_GT |
left は
right より大きい
|
VARCMP_NULL |
left と
right のいずれか、あるいは両方が null
|